相続人の中に未成年がいる場合は特別代理人を選任する必要がある【相続】

相続人

相続人に未成年がいる場合どうしたら良いのでしょう?

相続人に未成年がいる場合、特別代理人を選任して、遺産分割協議をしなければいけません。

「特別代理人を選任するなんてめんどくさい」

と思うかもしれませんが、相続人に未成年がいるにも関わらず、遺産分割協議をしてしまった場合、困ったことが起こり得ます。

この記事では、特別代理人の選任のための手続きについて、また、特別代理人を選任しなかった時に起こり得る困ったことについて解説しています。

この記事を最後まで読んで、ぜひ相続人の中に未成年がいる場合に役立ててください。

1.相続人に未成年がいる場合、特別代理人を選任する

相続人に未成年がいる場合、特別代理人を選任して遺産分割協議をする必要があります。

ここでは次の観点から解説していきます。

特別代理人について
  • 特別代理人にはどういった人がなれるの
  • 特別代理人選任の必要書類
  • 特別代理人を選任しないと起きる困ったこと

1ー1.特別代理人になれるのは誰か

特別代理人にはどういった人がなれるのでしょうか?

特別代理人になるために何か特別な資格が必要だということはありません。

ただし、特別代理人は、遺産分割において未成年の相続人の利益を保護するために選任されます。

ですから、未成年と利益が相反する人(例えば、同じ相続人である母親など)や、未成年の利益を守るための職務ができない人などは、特別代理人になることができません。

1ー2.特別代理人を選任するのに必要な書類

特別代理人を選任するためにはどうのような書類が必要ですか?

特別代理人を選任するためには、申立書と、申立書に添付する書類がいくつか必要です。

申立書はこちらから書式をダウンロードしたり記入例を見たりすることができます。

申立書に添付する書類は、次の5点です。

申立書に添付する5つの書類
  1. 未成年者の戸籍謄本(全部事項証明書)
  2. 親権者又は未成年後見人の戸籍謄本(全部事項証明書)
  3. 特別代理人候補者の住民票又は戸籍附票
  4. 利益相反に関する資料(遺産分割協議書案)
  5. (利害関係人からの申立ての場合)利害関係を証する資料(戸籍謄本(全部事項証明書)等)

1ー3.特別代理人を選任しないと困ったことになる

正直、めんどうくさいので特別代理人を選任せずに遺産分割してもいいですか?

相続人の中に未成年がいるにも関わらず特別代理人を選任せずに遺産分割をしてしまうと困ったことになってしまいます。

未成年がいるのに特別代理人を選任せずに遺産分割をするのは、無権代理行為に当たります。

もし、未成年の相続人が成人してから、「私が未成年の時に行った遺産分割は認めない!無効だ!」と主張してしまうと、遺産分割が無効になるのです。

遺産分割が無効になると、また一から遺産分割をやり直さなければなりません。

後々になってから遺産分割協議をやり直す羽目になってしまうぐらいなら、多少めんどうくさくても、特別代理人の選任をした方が良いでしょう。

注意
  • 未成年の相続人がいるにも関わらず特別代理人を選任せずに行った遺産分割は、未成年の相続人が成人後に異議を申し立てると無効となる

2.未成年が相続人になると相続税の控除が受けられる

未成年が相続人の場合、未成年者控除といって相続税の控除が受けられます。

未成年が20歳になるまでの年数 × 10万円が控除額となります。

20歳になるまでの年数を計算するときは、年齢の月数(1年未満の分)は切り捨てて計算します。

例えば、16歳と11か月の相続人がいる場合、11か月は切り捨てて、4年(20 ー 16)として計算します。

4 × 10万円=40万円が控除額です。

もし、未成年の控除額が未成年の相続人にかかる相続税額よりも大きい場合は、引ききれなかった分を扶養義務者の相続税額から引くことができます。

なお、未成年者控除を受けるためには、未成年の相続人が法定相続人である必要があります

3.日本法規情報「相続サポート」プログラム

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