iDeCoの金融機関の変更について注意点と変更した方が良い場合

ideco 金融機関 変更

老後へ向けた資産形成を後押ししてくれるiDeCo。

税制面での優遇をされながら老後に向けて長期投資をできるので、利用している方、あるいは、利用を検討している方は多いのではないでしょうか。

もしかするとこの記事を読んでいるあなたも、iDeCoに加入していて

現在の金融機関を変更したい

と考えているのではないでしょうか。

あるいは、これからiDeCoに加入しようと思っていて

もし金融機関を変更したくなったらどうなるのだろう

という疑問を感じているのではないでしょうか。

この記事では、iDeCoの運営管理機関(金融機関)の変更について

注意しなければいけないこと

変更を検討した方が良いケース

などを解説していきます。

iDeCoに加入している方や加入を検討している方のお役に立つことができれば幸いです。

1.金融機関を変更するときの注意点

変更先の運営管理機関から「加入者等運営管理機関変更届」を取り寄せて、必要事項を記入し、変更先の運営管理機関に返送することで金融機関の変更ができます。

ここでは金融機関を変更する際の注意点・デメリットについて解説します。

1-1.運用資産を一旦現金化しなければいけない

金融機関を変更する際、運用資産を売却して現金化しなければいけません

つまり、持ち運ぶことができるのはあくまでも「金額」だけであって、運用商品をそっくりそのまま持ち運ぶことはできないのです。

どのタイミングで売却するかということを指定することもできません。

そのため、場合によっては現金化によって損失が出てしまう可能性があります。

1-2.手数料がかかる

手数料がかかることがある点にも注意が必要です。

先ほど「一旦売却して現金化しなければいけない」ということを解説しましたが、商品によっては売却の際に手数料がかかることがあります。

また、運営管理機関によっては、他の運営管理機関への変更に伴う手数料が発生する場合があります。現在の運営管理機関は変更に伴う手数料があるのかどうか変更前に確認しておきましょう。

手数料がかかる場合、その金額は4,400円ほどです。

1-3.移換先での取引開始に時間がかかる

書類を提出したらすぐに移換先で取引を再開できるわけではなく、2か月から3か月ほどの期間がかかることにも注意しましょう。その間の投資機会を失うことになります。

また、提出する書類に不備があった場合、再開までの期間が余計に長引いてしまうので、書類に不備がないかという点にも注意を払いましょう。

運営管理機関の変更は可能です。変更先となる新しい運営管理機関から「加入者等運営管理機関変更届 (K-004)」を取り寄せ、必要事項をご記入のうえご返送ください。
ただし、運営管理機関の変更に伴い、運用している商品を現金化するなど、資産・記録の移換処理の完了までに、書類提出後2~3ヵ月程度の期間を要しますので、ご留意ください。
なお、運営管理機関により、手数料をご負担いただく場合があります
引用:iDeCo公式サイト

注意
  • 運用商品を現金化しなければいけない
  • 手数料がかかる
  • 取引再開に時間がかかる

このように金融機関の変更にはデメリットがあるので、これからiDeCoを始める方はできるだけ途中で変更しなくて済むような金融機関を選びましょう。



iDeCoの始め方!加入資格や始める前に考えるべきことを解説

2.運営管理手数料がかかる金融機関なら変更した方が良いかもしれない

iDeCoの金融機関を変更するのには3つのデメリットがあることを紹介しましたが、それでも変更を検討した方が良い場合というのはどのような場合か解説します。

iDeCoには、どの運営管理機関を選んでも毎月171円の手数料がかかりますが、運営管理機関によってはさらに追加で「運営管理手数料」というものがかかる場合があります。

運営管理手数料が無料の運営管理機関もあるので、もし現在の運営管理機関が毎月数百円かかるのでしたら変更を検討した方が良いかもしれません。

2-1.運営管理手数料と金融機関の変更に伴うコストを天秤にかける

運営管理手数料が理由で変更を検討する場合は、運営管理手数料と、変更に伴う手数料を天秤にかけましょう。

例えば、運営管理手数料が毎月500円ほどかかるのであれば、年間にして6,000円の手数料です。仮にまだ残り10年くらいiDeCoに加入するのであれば、運営管理手数料だけで6万円かかります。

これなら、現金化に伴うコストや4,400円ほどの移換時手数料などのデメリットを考えても、変更した方が良いと考えられるでしょう。

このように、残りの加入年数から計算される運営管理手数料の総額と、変更に伴うコストを比べてみて、変更すべきかどうかを考えてください

2-2.運営管理手数料が無料の金融機関を紹介

ここで運営管理手数料が0円の運営管理機関を紹介します。

運営管理手数料が理由で変更する場合は、以下の中から運用したい商品を取り扱っている金融機関を選びましょう。

運営管理手数料が無料

3.金融機関の変更はデメリットがあるが合理的な理由があれば変更も

iDeCoの金融機関を変更する際のデメリットや、それでも変更した方が良い場合を解説しました。

現在の運営管理機関の運営管理手数料が高い場合は、残りの加入年数が何年かにもよりますが、変更した方が良いでしょう。

以下に列挙するのは、運営管理手数料が無料の運営管理機関です。

運営管理手数料が理由で金融機関を変更する場合は、これらの運営管理機関に変更すると良いでしょう。

手数料が安い運営管理機関

また管理手数料の他にも、運用商品のラインナップに不満がある場合など、ご自身にとって合理的な理由があれば変更することをオススメします。

これからiDeCoを始める方は、できる限り途中で変更しなくて済むように運営管理機関を選びましょう。



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