iDeCoは年払いできる!年単位拠出のメリット・デメリットを解説

ideco 年払い

老後に向けた資産づくりを後押しするiDeCo。

iDeCoに加入して掛け金を拠出することで、拠出した金額に応じて所得税や住民税が控除されたり、運用期間中の運用益が非課税になったりするなど、税制優遇を受けながら資産運用することができます。

また積み立てたお金は60歳になるまで引き出すことができないので、長期投資が苦手な人も長期投資をできるというメリットもあります。

このiDeCoは、毎月一定額の掛け金を拠出する「月払い」の他に「年単位拠出」というものもあります。

年単位拠出は

年に何回かまとめて拠出したい

月によって拠出額を変えたい

といった方に役立つ制度です。

この記事では、年単位拠出についてどのような制度なのか、メリット・デメリットは何か、といったことを解説します。

iDeCoに加入している方やこれから加入しようか検討している方のお役に立つことができれば幸いです。

1.年単位拠出は拠出スケジュールを自由に組める制度

毎月一定額の掛け金を拠出する月払いに対し、年単位拠出は拠出スケジュールを自由に組める制度です。

例えば1月から5月までの拠出分を6月にまとめて拠出したり、ボーナス月だけ拠出額を増額したり、3月、4月などお子さまの教育費が1番かかる月だけ減額したり、といった具合にスケジュールを調整できます。

個人型年金の掛金は、毎月、定額の掛金を拠出(納付は翌月26日)していただくのが基本的な取扱いとなっていますが、平成30年1月より、掛金の拠出を1年の単位で考え、加入者が年1回以上、任意に決めた月にまとめて拠出(年単位拠出)していただくことも可能になりました。
引用:iDeCo公式サイト

1-1.手続きの方法

これからiDeCoに加入する方は「個人型年金加入申出書」の中の「納付月と金額を指定して納付します。」を選び「加入者月別掛金額登録・変更届」を添付して提出しましょう。

既にiDeCoに加入している方は、運営管理期機関から「加入者月別掛金額登録・変更届」を取り寄せて必要事項を記入して提出しましょう。

・掛金を年単位で拠出したい場合は、「加入者月別掛金額登録・変更届(K-030)」をご記入いただき、事前に拠出の年間計画(「当年の掛金額」及び「翌年以降の掛金額」)を設定していただく必要があります。
・「加入者月別掛金額登録・変更届(K-030)は、掛金の変更申請をする翌月分以降の掛金について設定していただくものであり、過去に遡った期間については、申請できません。
※毎月定額の掛金を拠出する場合は、加入者月別掛金額登録・変更届(K-030)」のご提出は不要です。
引用:iDeCo公式サイト

2.年単位拠出のメリット

年単位拠出をするメリットを解説します。

2-1.手数料が安くなる

ま年単位拠出によって年間の拠出回数を減らすことで手数料が安くなるというメリットがあります。

iDeCoで毎月かかる171円の手数料のうち、105円は国民年金基金連合会に支払う手数料で掛け金を納付するたびにかかる手数料です。

年に1回まとめて拠出すると105円の手数料が一度しか引かれません。

つまり、1,260円(105円 × 12月分)の手数料が105円になるということです。

2-2.月によって拠出額を増減できる

月によって拠出額を増減できるのも年単位拠出のメリットです。

例えば、ボーナス月は掛け金を大きめに設定したり、3月や4月などお子さまの教育費用がかさむ月には掛け金を小さめに設定したり、といった調整が可能になります。

マネックス証券 iDeCo

3.年単位拠出のデメリット・注意点

年単位拠出にはデメリット、注意点もあります。

どのようなデメリット・注意点があるのか解説します。

3-1.拠出額の管理が面倒

月によって拠出額を変えてしまうと、管理が面倒というデメリットがあります。

先月は1万円だったけど、今月はいくらだったっけ?

今月の掛け金は1.2万円だと思っていたけど2.0万円に設定してた!

今月iDeCoの引き落としある月だったっけ?!

といった風に混乱するかもしれません。

その辺りの管理がきちんとできる人なら心配いらない注意点ですが、こういった管理が苦手な方は注意した方が良いでしょう。

3-2.ドルコスト平均法に反する

月によって拠出額を変更するというのは「ドルコスト平均法」の考え方に反するというデメリットもあります。

ドルコスト平均法は、長期投資において用いられる手法で、「(相場の変動に関わらず)毎月一定額を積み立て続けることで平均購入コストを比較的安くする」というものです。

ドルコスト平均法の考え方を重要視したい方は年単位拠出にせず、毎月一定額を拠出する月払いにした方が良いでしょう。

4.年単位拠出は良し悪しがある

年単位拠出のメリットやデメリットについて解説しました。

年単位拠出には良し悪しあるので、それを理解した上で月払いにするのか年単位拠出にするのか選択しましょう。

ドルコスト平均法の考え方を重視したい方や拠出額の管理が苦手な方に年単位拠出はあまりオススメできません。

逆に、ドルコスト平均法の考え方をそこまで重視していない方や拠出額の管理がそこまで苦ではない方は年単位拠出にして、手数料を浮かせたり拠出額を月ごとに調整したりすると良いでしょう。

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