【FPが解説】100万円で老後資産を作る!50代にオススメの資産運用

100万円老後資金

50代に差し掛かると、サラリーマンなら定年というゴールが見えてきます。

これまで頑張ってきた分、少し資産に余裕がある方もいらっしゃると思います。

しかし人生100年時代。少しでも手元の資産で、老後の資産を増やして、安心を手に入れたいですね。

これまで投資をしてこなかった50代以降の方でも、近年では投資を始める方が増えています。

今回は100万円を元手に初心者でも始められる資産運用をご案内します。

もくじ

1.債券

債券とは国や地方公共団体、企業が資金を調達することを目的に発行する有価証券です。

債券は満期日があり、満期まで保有すると額面の金額が戻ってくるほか、利子を受け取ることができます。

債券は満期を迎える前に売却することもできます。その時の債券の価格は、発行元の信用度や満期までの残りの期間などの条件で変動します。

債券には国や地方公共団体が発行する公社債、民間企業、事業会社が発行する民間債があります。また取引に外貨を使用する外債もあります。

100万円で債券を購入し、満期まで保有することで、現金資産の場合と比較して、利益を得ることができます。

1-1.債券のメリット

1-1-1.元本と利子を得られる

債券は満期まで保有した場合、発行元が破綻しない限り、額面の元本と利子を受け取ることができます。

そのため、将来の資産額の見通しが立てやすい商品です。

1-1-2.値上がり益がある

債券の価格は市場の動向で変動します。

そのため債券が値上がりした場合、満期を迎えていなくても売却をすることで、値上がり益を得ることができます。

1-1-3.信用度が高い

国債など信用度が高い発行元が発行する債券は、比較的安全に運用することができます。

1-1-4.ライフプランに合わせやすい

債券には1年、5年、10年など、償還期間(満期までの期間)の種類が多くあります。

ご自身の投資期間、他の資産とのバランス、ライフプランに合わせて、運用の対象に組入れやすい商品です。

1-2.債券のデメリット

1−2−1.倒産・破綻のリスクがある

仮に発行元が倒産したり破綻した場合、額面通りの金額が戻ってこないことがあります。

このようなリスクを信用リスクと呼びます。

信用リスクは専門機関が発表している格付が目安になります。

1-2-2.値下がりのリスクがある

市場の需給や金利との関係で取引価格が変動します。

仮に価格が下がった時に売却すると、額面通りの金額が返って来ないことがあります。

1-3.債券はこんな人におすすめ

他の金融商品と比較すると、リスクが低い商品なので、すべての投資初心者におすすめできる商品です。

また、大きな値上がりや利益は期待しないけど、定期預金よりは高い利率で運用をしたい方に適しています

期間に定めがあるので、将来に使うことが決まっている、まとまった資産の運用にも適しています。

2.株式

株式は大きな値上がりが期待できる人気の投資方法です。しかしその分リスクも高いため、その性質を十分理解して取引することが大切です。

株式は株式会社が資金を調達するために発行する証券です。株式を購入することにより、その会社の株主になることができます。

株主は会社の利益の分配(配当)を受けることができます。また、購入した時よりも株価が大きく値上がった場合、売却をすることでその差額が利益になります。

100万円があれば、複数企業の株式を購入することができます。

2-1.株式のメリット

2-1-1.継続した配当がある

企業の業績が安定している場合、保有期間は継続して配当を受け取ることができます。

2-1-2.値上がり益がある

割安なときに購入した株式の株価が上昇した場合、大きな値上がり益を得られます。

2-1-3.株主優待がある

株主に対して株主優待制度を採用している企業があります。

株主優待では自社サービスの割引や商品、金券など多様な優待品があります。

2-2.株式のデメリット

2-2-1.株価の変動がある

株価は市場の様々な要因で大きく変化します。

企業の業績だけでなく、国内外の経済環境の変化によっても上がったり下がったりします。

2-2-2.安価に売却してしまうことがある

株式は買い手がいない場合、希望通りの株価で売ることができません。

期待よりも安価に売却してしまうこともあります。

2-2-3.企業の倒産リスクがある

株主になった企業が倒産する可能性があります。

最悪の場合、株式の価値がゼロになってしまうこともありえます。

2-3.株式はこんな人におすすめ

株式は比較的ハイリスク・ハイリターンな投資です。

投資経験がある方におすすめできる資産運用です。

また日頃から経済のニュースに敏感な方、市場の動向に詳しい方に向いています。

余裕資産があり、リスクを取ることができる方に向いています。

3.不動産

不動産投資はマンションやアパートを購入して行う投資方法です。賃貸収入を得たり、値上がったときに売却をすることで、値上がり益を得ることができます。

うまく運用できれば、安定した不労所得を定期的に得ることができるので、副業にも向いています。

マンションやアパート以外にも、駐車場や戸建て住宅による不動産投資もあります。

比較的まとまった金額が必要になる投資方法なので、気軽に始めることができるとは言えません。借入金やローンを使用して不動産を購入することが一般的です。

100万円だけで不動産投資を始めることは現実的ではありませんが、初期投資に充てることができます。

3-1.不動産投資のメリット

3-1-1.定期的な収入になる

不動産投資は家賃により定期的に収入を得ることができます。

3-1-2.不動産を有効活用できる

すでに土地や建物などの不動産を所有している人は、有効活用できます。

3-1-3.節税対策になる

不動産投資により住民税や所得税、相続税などの節税に繋げることができます。

3-2.不動産投資のデメリット

3-2-1.専門的な知識がいる

不動産投資をうまく運用していくためには、専門的な知識が必要になります。

資格の取得やそれに準じた知識を身につけるためには時間と労力がかかります。

3-2-2.まとまった資産が必要

不動産投資には比較的まとまった資産額が必要になります。

3-2-3.税金

不動産投資には各種税金が発生します。

3-3.不動産投資はこんな人におすすめ

既に不動産を所持している人は比較的始めやすい投資です。

不動産に関する知識が豊富な方、また学ぶ時間や余裕がある人におすすめです

余裕資金があるか、融資を受けることができる人におすすめです。

4.投資信託

投資信託は投資家から資金を集めて、その基金で専門家が運用をします。株式や不動産などに分散投資を行い、その利益が投資家に分配される金融商品です。

投資の初心者でも専門家に運用を任せることができます。知識があまりなくても、幅広い商品にバランスよく投資することができます。

公社債を中心に運用する公社債投資信託、株式を組み入れた株式投資信託、上場している投資信託などがあります。

投資信託に手数料が発生します。

100万円で複数種類の投資信託を買ったり、同じ銘柄を時期を変えて購入することができます。

4-1.投資信託のメリット

4-1-1.分散投資ができる

初心者でも幅広い銘柄に分散して投資をすることができ、リスクを減らすことができます。国内外の商品に投資をすることができます。

4-1-2.値上がり益がある

投資信託は商品の価格が日々変動します。購入したときよりも価格が上がった場合、値上がり益を得られます。

4-1-3.利息や配当がある

投資信託の中には利息や配当などを受け取ることができるものがあります。

また、それらの利益を分配せず、運用資産として再投資する投資信託もあります。

4-2.投資信託のデメリット

4-2-1.種類が多く迷う

投資信託には非常にたくさんの種類があります。

特に初めての場合、種類の多さにどの商品を選んだらよいのかわからないことがあります。

4-2-2.手数料がかかる

投資信託には購入時に手数料がかかるものがあります。

また保有している期間は継続して手数料が発生します。

4-2-3.元本保証がない

投資信託は元本保証がありません。

購入した価格よりも下がることがあります。

4-3.投資信託はこんな人におすすめ

投資信託は国内外、幅広い対象に分散して投資をすることができます。

そのため知識が浅い投資初心者におすすめできる商品です。

投資の専門家に任せることができるので、ご自身で投資の勉強をする時間、余裕がない方におすすめできます

5.50代からでも長期投資と資産の分散が大切

50代でも100万円から始めることができる資産運用を紹介しました。

初心者の方は債券や投資信託が始めやすくておすすめです。

50代からでも20年、30年と投資期間をとることができます。

投資の基本である長期投資と、一つの商品に資産を集中させない分散投資で、確実に老後資産を増やしていきましょう。