生前整理を意識するような年齢になってきたものの、生前整理とは具体的に何をするのかわからないという方は多いのではないでしょうか。
「生前整理したいけれど何をしたらいいかわからない」
このような疑問を持っている方に向けて、生前整理とは何をするのか解説します。
さらに「生前整理をしなきゃ」とは思っても
「なかなか実行に移せない」
という方に向けて、生前整理をするメリットについても解説しました。
この記事が生前整理を意識し始めた方にのお役に立てば幸いです。
もくじ
1.生前整理とは何をするのか
それでは、具体的に「生前整理とは何をするのか」解説していきます。
1‐1.貴重品を整理する
生前整理をしようと思い立ったら、まず貴重品を整理しましょう。
ここで言う貴重品は次のようなもののことを言います。
- 通帳
- キャッシュカード・クレジットカード
- 印鑑
- 年金手帳・年金関連の書類
- 金融資産の書類
- 有価証券の書類
- 不動産関連の書類
- 保険関連の書類
- 債務関連の書類
- その他契約書・覚書
これらの書類を整理することから始めましょう。
1‐2.財産目録を作る
次に財産目録を作りましょう。
あなたが亡くなった時に遺族が相続で困らないように、整理した貴重品の所在や金額を記載しておきます。
財産目録を作成しておくことで、あなたが亡くなった時に家族が貴重品を探す手間が減ります。
1‐3.エンディングノートを作成する
エンディングノートを作成します。
エンディングノートは、自分が亡くなった時のことについて自分の意見を家族に伝えるためのノートです。
「葬儀や納骨先をどうしてほしいか」「相続はどうしてほしいか」などを記載します。
遺言書とは違って法的な効力はありません。
しかし、エンディングノートは家族にとって、あなたが亡くなった後の諸手続きについての行動指針となります。
またエンディングノートを書くことで、これまでの自分の人生を振り返り、余生をどう生きるか考えるきっかけになります。
様々な団体が定期的にエンディングノートの書き方に関するセミナーを開催しているので、そういったセミナーに参加すると良いでしょう。
1‐4.必要なものと不要なものを分ける
必要なものと不必要なものを分けましょう。
必要なものと不必要なものに分類するのが得意な方もいれば苦手な方もいると思います。
苦手な方は、仕分ける時のルールを設定しましょう。
例えば、「2年以上使わずにおいてあるものは不用品」「1分間考えても分けられなかったら不用品」といった具合にルールを設定します。
不用品の中にも高額で買い取ってもらえるものがあるかもしれません。
そういったものは、良い買取業者に買い取ってもらいましょう。
梅沢富美男さんのテレビCMでもおなじみの
は全国で直営店を運営し、地域に根差したリサイクル活動を行っている買取専門店です。
試しに査定金額だけ聞いてみるのも良いでしょう。
1‐5.遺言書を作成する
遺言書を作成しましょう。
遺言書は法的な効力を持つ書類です。
しかし決まった形式に基づいて作成しないと法的な効力は認められません。
せっかく作った遺言書が無効にならないように、形式に則って作成しましょう。
2.生前整理をする3つのメリット
「やり方はわかったけれどなかなか実行に移せない」
という方に向けて、生前整理をする3つのメリットを解説します。
2‐1.残りの人生を落ち着いて過ごせる
生前整理をすると、物が減るので落ち着いて生活できます。
また、部屋にある物が減ることは転倒防止にも繋がります。
さらに、物の仕分けやエンディングノート作成の際に、自分自身の人生を振り返ることになります。
これまでの自分の人生を振り返ることで、今後どう生きていきたいかということも見えてきます。
2‐2.残された家族の遺品整理の負担が減る
もしも生前整理をしていなければ、あなたが死んだ後、家族はあなたの財産を自力で探さなければいけません。
これは大変な作業です。
生前整理をしておくと家族が遺品整理する時の負担が減ります。
2‐3.遺族が相続で揉めない
生前整理をしておけば、あなたの死後、遺族が相続で揉める可能性が下がります。
いわゆる「争族」を防ぐために、財産の所在やあなたの意思を書き残しておきましょう。
3.家族のためにも自分のためにも生前整理を
生前整理のやり方や、生前整理のメリットについて解説しました。
生前整理をすることは、家族だけでなく自分にとってもメリットがあります。
「生前整理した方が良いだろうけれどなかなか行動を起こせない」
という方はぜひこの記事を読んだことをきっかけに生前整理を始めてみてください
「自分だけで行うのは困難だ」という方は業者に依頼するという方法もあります。
は東京・神奈川・埼玉・千葉の全域に対応している、生前整理・遺品整理の専門業者です。