高齢者の一人暮らしが引き起こすリスクと7つの対策方法

一人暮らしの親が心配です

高齢者の一人暮らしが引き起こすリスクは社会問題になっています。

内閣府の「平成28年度 高齢化の状況及び高齢社会対策の実施状況」によれば、高齢者の一人暮らしは増加傾向にあり、高齢者人口に占める一人暮らしの割合は男性13.3%、女性21.1%となっています

「自分の親も一人暮らしで心配だ」という方に向けて、高齢者の一人暮らしにおけるリスクと解決策をご紹介していきます。

この記事が、一人暮らしの親に対する心配を解消するきっかけになったら幸いです。

1.高齢者の一人暮らしにおけるリスク

まず、高齢者の一人暮らしにはらんでいるリスクを解説します。

1‐1.孤立してしまう

一人暮らしの高齢者が、健康状態が良くなかったり、経済状況が厳しかったりすると、家に閉じこもりがちになり、人との交流が減るので孤立しまう可能性が高いです。

高齢者が孤立してしまうと、様々な問題が引き起こされます。

例えば、悪質な業者に騙されて消費者トラブルになったり、詐欺の被害にあったりします。

周囲に消費者トラブルや詐欺から守ってくれる人がいればいいのですが、社会的に孤立している高齢者には周りにそういう人が少なく、被害に合う可能性が高まってしまいます。

また、単身で孤立してしまうと、犯罪に走ってしまう可能性も高まってしまいます。

法務省の「平成20年版犯罪白書のあらまし」によれば、高齢犯罪者の犯罪性が進むにつれて、一人暮らしの者が増えています。

1‐2.認知症の進行

一人暮らしの高齢者が認知症になってしまうと大変です。

まず、金銭管理ができなくなってしまいます。

高齢者を狙った詐欺の被害にあいやすくなったり、公共料金の納付忘れが起きやすくなったりします。

近所トラブルを起こしやすくなってしまうリスクもあります。

例えば、ゴミ出しなどに関する地域のルールを守れなくなってしまって、近所の人とトラブルになってしまう可能性があります。

薬の管理ができなくなってしまうのも、一人暮らしの高齢者が認知症になった場合のリスクです。

薬の飲みすぎや飲み忘れは大変危険です。

最も怖いのは、火の不始末です。

1‐3.孤独死

孤独死も高齢者の一人ぐらしが抱えるリスクです。

賃貸住宅に住んでいた場合、部屋の状況によっては、遺族が莫大な修繕費用を負担する可能性があります。

さらに、一人暮らしの高齢者が突然亡くなってしまった場合、残された親族にとっては、別れを告げられなかった後悔が残ってしまうでしょう。

2.高齢者の一人暮らしのリスクに対する7つの対処法

高齢者の一人暮らしによるリスクを解説しました。

ここからは、これらのリスクに対する7つの対処法をご紹介します。

2‐1.まずは本人の意思を確認する

まずは、ご本人の意思を確認しましょう。

こちらが色々と対策を提案しても、自分の生活について一方的に口出しされることを良く思わないかもしれません。

ご本人がどうしたいのかということを聞き出し、それを尊重した上で、ご本人の意思に寄り添った対策をしていきましょう。

2‐2.高齢者向け住宅や介護施設などに入れる

施設に入れるというのも高齢者の一人暮らしのリスクへの対処法です。

まだ健康な状態であれば老人ホームや高齢者マンション、介護が必要な状態であれば介護保険施設など、状態に応じた施設に入居してもういましょう。

2‐3.一緒に暮らす

同居するというのも一つの手です。

家族と一緒に暮らせば安心して生活ができますし、孤立してしまう可能性も下がります。

ただし、一緒に暮らす家族にとっては経済的な負担や介護等に要する負担が大きくなりやすく、ご自身とご家族の状況を考えて選択する必要があります。

2‐4.見守りサービスを活用する

見守りサービスを活用するという方法もあります。

株式会社NNコミュニケーションズが運営している

家族を電気の使用状況で見守る【遠くても安心プラン】

というサービスは、一人暮らしをしている高齢者の家電の使用状況から1日の生活状況を遠くで生活している家族が確認することができるサービスです。

 

家族を電気の使用状況で見守る【遠くても安心プラン】

なら高齢者の親が遠く離れて一人暮らしをしていても見守ることができます。

2‐5.デイサービスを活用する

デイサービス(通所介護)を活用するという方法もあります。

デイサービスを利用するには役所の介護保険課で要介護認定の申請をすることが必要です。

一人暮らしをしていながらも、デイサービスでの人間関係が生まれるので社会的に孤立する可能性が下がります。

2‐6.成年後見制度を活用する

一人暮らしの高齢者が認知症を患っており、悪徳業者や詐欺の被害にあうのではないかと心配なら「成年後見制度」を利用するという対策方法もあります。

成年後見人制度は、認知症や知的障害・精神障害などにより判断能力が十分ではないとされる方の財産を守るための制度です。

ただしデメリットもあるので注意が必要です。

2‐7.地域包括支援センターに相談する

地域包括支援センターは、各区市町村に設置されている地域住民の保健・福祉・医療の向上、虐待防止、介護予防マネジメントなどを総合的に行う機関です。

地域包括支援センターには、保健師・社会福祉士・主任ケアマネージャーなどの専門家がいます。

高齢者の一人暮らしに伴う心配ごとなどを相談すれば適切な対策を提案してもらえるでしょう。

3.高齢者の一人暮らしのリスクと対策まとめ

高齢者の一人暮らしのリスクと対策についてご紹介しました。

高齢者の一人暮らしによって引き起こされるリスクは以下のようなものが挙げられます。

高齢者の一人暮らしのリスク
  • 孤立してしまう
  • 認知症の進行
  • 孤独死

こういったリスクを回避するための7つの対策は以下のようなものが挙げられます。

高齢者の一人暮らしのリスクへの7つの対策
  1. 本人の意思を聞く
  2. 高齢者向け住宅や介護施設などに入れる
  3. 一緒に暮らす
  4. 見守りサービスを活用する
  5. デイサービスを活用する
  6. 成年後見制度を活用する
  7. 地域包括支援センターに相談する

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