「定年後が不安で、定年後の再就職のために資格を取得したい」という方に向けて、再就職にオススメな資格を7つ紹介します。
この記事を読んで定年後の不安を払拭するきっかけになれば幸いです。
もくじ
1.食生活アドバイザー
食について関心がある方には「食生活アドバイザー」の資格がオススメです
1‐1.食生活アドバイザーの概要
食生活アドバイザーは、食生活の観点から健康に関する助言をすることができる食生活の専門家です。
1‐2.食生活アドバイザーの仕事
食生活アドバイザーの活躍の場はたくさんあります。
スーパーマーケットやデパートでは、お客さんに食材説明をしたり、美味しく食べるための提案、健康に関するアドバイスをすることができます。
医療・福祉・介護の場では、食事や生活指導などに関する健康管理を元に、食事をより美味しく提供するための雰囲気作りを行います。
教育現場では、「食育」に関することを指導することができます。
1‐3.食生活アドバイザー検定について
食生活アドバイザーは2級と3級があります。
同日開催で、3級は午前、2級は午後の開催になっているので、併願することも可能です。
3級の受験料は4,800円、2級の受験料は7,500円、併願する場合の受験料は12,300円です。
出題形式は、3級はマークシートで選択問題、2級はマークシートで選択問題と記述式問題です。
3級は、1問2の60点以上で合格(100点満点)、2級は選択問題1問2点・記述問題1問3点の74点以上で合格(123点満点)となっています。
2.宅地建物取引士
不動産に関わる仕事をしたい方には「宅地建物取引士」がオススメです。
2‐1.宅地建物取引士の概要
宅地建物取引士は「宅建」と略されます。
宅建は不動産取引に関する国家資格です。
宅建の合格率はおよそ17%となっており難易度は高いですが、宅建士にしかできない仕事があり、定年後の再就職を考えている方にとって人気の資格になっています。
2‐2.宅地建物取引士の仕事
宅地建物の取引は複雑で動くお金も大きいため、専門的な知識を持たない消費者を守るために、宅地建物取引士は「重要事項の説明」・「重要事項説明書への記名・押印」・「契約内容記載書への記名・押印」を行います。
これらの業務は、宅地建物取引士しかすることができない専権業務となっています。
その他にも、不動産の売買契約・賃貸契約・交換契約などの代理、仲介や、不動産の仕入れなどの仕事も行います。
2‐3.宅建試験について
宅建試験は毎年1回、10月の第3日曜日、13時~15時の時間で実施されます。
出題形式は、全50問の4肢択一問題となっています。
受験料は7,000円です。
スタディング 宅建士講座は宅建士の資格を取るためにオススメの講座です。
3.レクリエーション介護士
3‐1.レクリエーション介護士の概要
レクリエーション介護士は、介護の知識とレクリエーションの知識を身につけ、介護の現場で高齢者向けのレクリエーションを企画から実行まですることができます。
3‐2.レクリエーション介護士の仕事
介護の現場で高齢者向けにレクリエーションの企画から実行までするのがレクリエーション介護士の仕事です。
レクリエーション介護士としての資格を活かした仕事は、介護レクワークという就職支援サイトから探すことができます。
3‐3.レクリエーション介護士の試験について
レクリエーション介護士には2級と1級があります。
まず2級を取得するためには、通信講座または通学講座を受講して学習する必要があります。
講座が完了したら、自宅で筆記試験を最終課題として取り組み、60%以上の得点を取れば合格となります。
2級を取得すると1級取得のために取り組むことができます。
まず、アイスブレイク体験会に参加し、全4間の講座の受講、フォローアップ研修の受講、現場実習、筆記試験と行なっていき、筆記試験で60%以上の得点を取れば合格となります。
4.FP(ファイナンシャルプランナー)
お金に関わる資格を取得したい方には、FP技能士の資格を取得するのがオススメです。
4‐1.FPの概要
FPは、金融、税制、不動産、住宅ローン、生命保険、年金制度などの幅広い知識を活かして、経済的な面から人生設計のお手伝いをします。
4‐2.FPの仕事
FPは、個人や中小企業を相手に、資産に関する相談に乗り、資産設計の提案を行います。
FP技能士の資格がないとこれらの仕事を行えないわけではありません。
しかしFP技能士の資格を取得できるくらいの知識がないとFPとしての仕事をするのは難しいでしょう。
4‐3.FP技能試験について
FP技能検定には1級、2級、3級があります。
それぞれの級で学科試験と実技試験があります。
3級はFP業務に従事している者または従事しようとしている者であれば誰でも受験することができます。
2級は「日本FP協会が認定するAFP認定研修を修了した者」「3級FP技能検定の合格者」「FP業務に関し2年以上の実務経験を有する者」 「厚生労働省認定金融渉外技能審査3級の合格者」のいずれかでないと受験することはできません。
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5.介護事務管理士
介護に関わる資格を取得したい方は介護事務管理士の資格をオススメします。
5‐1.介護事務の概要
介護サービス施設・事業所などでの事務が介護事務の仕事です。
受付業務のほか、介護報酬請求業務や介護に関する手続きも行います。
5‐2.介護事務管理士の仕事
介護事務管理士の仕事は、介護事務所で介護の費用を請求したり、居宅介護支援事業所のケアマネージャーの業務をサポートすることです。
5‐3.介護事務管理士技能認定試験について
介護事務管理士技能認定試験は、実技試験と学科試験が課されます。
実技試験では、3問出題され、各問題ごとに50%以上の得点をし、かつ3問の合計で70%以上の得点を取得する必要があります。
学科試験ではマークシート形式で選択問題が出題され70点以上(100点満点)で合格となります。
受験料は6,500円です。
6.マンション管理士
建築関係に興味がある方にはマンション管理士の資格をオススメします。
6‐1.マンション管理士の概要
マンション管理士は、マンション管理組合のコンサルタントに必要な専門知識を持っていることを証明する国家資格です。
マンション管理に関するトラブルの解決や、健全な運営のための提案をすることができます。
6‐2.マンション管理士の仕事
マンション管理士の主な仕事は「管理費、修繕積立金の会計監査」「予算案・予算改定案の作成」「総会・理事会の運営」「管理規約の改正・見直し」「管理コストの見直し・削減」「マンション分譲に関する相談・助言」「管理委託会社の選定・変更」などを行うことです。
マンションの住民同士でトラブルになった場合に仲介役を担うケースもあります。
6‐3.マンション管理士試験について
マンション管理士試験は年に1回、11月の最終日曜日に実施されます。
合格率は7~8%前後となっています。
受験料は9,400円です。
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7.行政書士
様々な分野に関する書類作成等の仕事がしたい方には行政書士の資格をオススメします。
7‐1.行政書士の概要
行政書士は、行政書士法に基づく国家資格です。
官公庁への提出書類や権利義務・事実証明に関する書類を作成したり、提出手続きを行なったりなどを行う専門職です。
7‐2.行政書士の仕事
行政書士は「官公庁に提出する書類」「権利・義務に関する書類」「事実証明に関する書類」の作成と、その代理、相談業務を行います。
身近なところで言えば、車のナンバーや名義の変更などの申請手続きや、交通事故に関する手続きのお手伝いも行政書士の仕事です。
他には、遺言書作成の支援や遺産分割協議書などの作成の引き受けも行います。
7‐3.行政書士試験について
行政書士試験の合格率は13%ほどとなっています。
合格基準は、法令等科目の得点が122点以上(244点満点)、一般知識等科目の得点が24点以上(56点満点)、試験全体の得点が180点以上(300点満点)である必要があります。
受験費用は7,000円となっています。
スタディング 行政書士講座は行政書士試験対策にオススメの講座です。
定年後の再就職にオススメな7つの資格まとめ
定年後の再就職にオススメな資格を7つ紹介しました。
- 食生活アドバイザー
- 宅地建物取引士
- レクリエーション介護士
- FP技能士
- 介護事務管理士
- マンション管理士
- 行政書士
ご自身の得意分野・興味分野などと照らし合わせて、ぜひ自分に合った資格を取得し、定年後の再就職に活かして下さい。